始める前に BEFORE HOUSE-MAKING , BEFORE REMODEL
実施計画に臨む前に
- 「リフォームをするけど、何から手を付けて良いのかわからない。」
- 「良い業者に見積りを取りたいけど、どうすればいいの?」
- 「キッチンなどの設備はどのメーカーがいいのかな?」
- 「テレビ番組のようなリフォームは誰に頼めばいいの?」
- 「中古住宅の購入時は、どの不動産屋にお願いすればいいの?」
リフォームを思い立った皆さんが、最初に考えるのはこのようなことではないでしょうか?しかし、ここで大切な何かを忘れていませんか?それは、「何のためにリフォームをするのか?」ということです。一番大切なことなのに、この点が曖昧だったために家族で大喧嘩なんてことも・・・。リフォームに限らず経験がありませんか?
目的が整理できていないままリフォームを進め、そのあげくに業者に向かって『あんたらプロでしょ!プロの意見で提案してくれ!』というお客様もいます。
プロであっても何も聞かずにあなたの家の事情は理解できません。目的を正確に聞かずに図面や提案を出せる業者もいますが、それを、プロだと思ってはいけません。いい加減な提案をするリフォーム業者か神様のどちらかでしょう。
リフォーム業者に対し、最初から「プロの提案をしてくれ。」と言われる方のほとんどは、ご自分が「何のためにリフォームするのか」を全く整理できていない方です。困ったことに、そのような方ほど、ご自分は目的の整理も出来ているし、段取りは全て自分一人で出来ると過信しています。
最初に、厳しくはっきり言わせて頂きますが、あなた一人で全て出来るほど、リフォームは甘くはありません。
リフォーム業者は、皆さんの前ではニコニコしながら対応してくれますが、その時点で良いプランや見積りは出てきません。それはリフォーム業者も皆さんの様子をうかがいながら、プランや見積りを出しているからです。リフォーム業者が皆さんの目的を理解できていないのですから、当たり障りのないプランが提案されることは当然です。簡単に理解できる話です。
リフォーム業者はプランや見積りは出してくれますが、皆さんの目的の整理方法まではアドバイスをしてくれません。アドバイスもしてくれるリフォーム業者にめぐり会えれば良いのですが、そのようなリフォーム業者に出会う確率はかなり低いのです。「目的を整理して優先順位を決める」、最低限これが出来てから計画を進めるべきです。
また、目的を整理することが苦手な人や、何から手をつけて良いのか全くわからない人は、「素直にリフォーム業者以外の第三者機関に聞くこと」が有効です。
必ず目的を整理してから次のステップに進んでください。何故なら「何のためにリフォームするのか」を整理しなければ、誰もリフォームの計画は立てられないのですから。