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始める前に BEFORE HOUSE-MAKING , BEFORE REMODEL

情報収集 2つのパターン

 情報収集における二つのパターン、「アナログパターン」と「デジタルパターン」についてお話しします。さて、あなたはどちらのパターンに当てはまるでしょうか?

 まず、良くありがちな、「アナログパターン」を想定してみます。
 新築・建替え・リフォームを考えている人は、まず、本屋さんに行き、建築関連の書籍・雑誌を数冊買い込み、隅々まで熟読することでしょう。そして、その書籍・雑誌の中で見たもの、読んだものが、その人の家づくりのイメージの原点となり、頭にインプットされることになります。
 極端な例ですが、中にはその中の一冊がその人の「バイブル」となってしまうこともあります。素晴らしい出会いかもしれませんし、そうではないかもしれません・・・。

 次に、目で養ったイメージを満たす行動として、実際の建物を見たくなる衝動に駆られます。そして、週末、最寄りのハウスメーカーの住宅展示場にまっしぐらです。何の疑いも持たずに、漠然とした外観の好み等のイメージを抱いただけで「展示場=夢の楼閣」に飛び込んで行くあなた・・・。

 今さら言うまでもない事ですが、そこには、百戦錬磨の営業マンが手ぐすねを引いて待ち構えているのです。
 少し偏った表現かもしれませんが、これらのシーンを冷静にご自分の頭の中で思い描いてみて下さい。身に覚えがあり、ドキッとされた方もおられたのではないでしょうか?

 単なる理想のイメージだけで、建築の「け」の字も知らない、また書籍・雑誌から得た表面的な知識や情報だけの素人の方が、磨き上げられた経験・ノウハウという鎧を着けた営業マンに相対するそのシーンを・・・。恐ろしい限りです。
 その先のストーリーは、皆さんのご想像にお任せしますが、「満足度100%、納得の家づくりを完遂できた」とは決して言えなかっただろう事は、容易にご想像いただけると思います。

 決して、全ての方がそうだとは申しません。自分の意思を持って、夢を叶えられたか否かという問題です。

 他方、最近の情報収集の大勢を占めるデジタル派の方々の「デジタルパターン」を想定してみます。
 インターネットの活用など、情報源は違っていても、その行動パターンはアナログ派の方と同様と言えるでしょう。
 大抵のデジタル派の方は、徹底してネットから情報収集をして、自分なりの比較・分析を重ねます。可能な限りネット上で情報を突き詰めるのが一般的です。そして、情報分析が終わり、あとは実際に自分の目で現物を見て検証する段階になって初めて、ショールームや住宅展示場などの現地に赴くのです。
 アナログ派の方と対比すると、理解・解釈の仕方は別にして、明らかに情報量は多く、比較・分析を重ねている点では、「準備段階」において進んでいると言えるでしょう。

 ところが、中にはネット上に氾濫している過剰な情報を整理しきれず、誤った情報を信じたり、間違った独自解釈をしたり、頭の中が凝り固まってしまっている方も多く見受けられます。こうなると、周りからどんなアドバイスがあっても、「自分の理解が正しい」という状況に陥り、何も受け付けなくなってしまいます。行き着くところまで行ってから、間違いに気付き後悔するタイプがこのパターンに多いと言えます。

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